ヘンリー・マンシーニのサントラ盤 [80s-90s]

ソーンバーズ
The Thorn Birds (1983)

オーストラリアの有名な女流作家、コリーン・マカラフのベストセラーを映像化したTVミニ・シリーズ。20年の歳月を経て、ようやくマンシーニの情緒溢れる美しいスコアを聴くことができる。2枚組全48トラック。

スペース・バンパイア
LIFE FORCE (1984)

何だコリャ、というゾンビ系SFホラー。最初、なぜその音楽をマンシーニが、と思ったが、そういえばユニバーサル時代にこの手のホラーにずいぶん関わっていたのだ。しかし当作品は意外にメロディックで、洗練されたアレンジと優雅なオーケストレーションの光る、上質なシンフォニックに仕上がっている。演奏はロンドン交響楽団。実は、マンシーニはこの映画についてこんなことを述べている。『公開されたものは、ラッシュで観た時のものとイメージが全く違う。私のレコードだけ聴いてもらえれば、映画は観なくていい』 …かなりご立腹。

サンタクロース
SANTACLAUS THE MOVIE (1985)

悪徳商人と悪事を企む妖精から子供たちの夢を守ろうとするサンタクロースの姿を描いたファンタジー大作。妖精の国、玩具工場などのシーンに流れるマンシーニのスコアは、どれも、夢に溢れたスケールの大きな、爽快さに光る楽曲ばかり。家族で楽しめるアルバムだ。

オリビアちゃんの大冒険
The Great Mouse Detective (1986)

初めてコンピューターグラフィックスが使用されたアニメーション。原作は「ベーカー街のバジル」 で、ベーカー街の地下に住む探偵ねずみの物語。監督は4人で、後に「リトル・マーメイド」、「アラジン」を制作した人々。 作詞はラリー・グロスマンほか。マンシーニお得意の、愉快で楽しい歌とサウンドがたっぷりとつまった、ユニークで可愛らしいアルバムだ。

ガラスの動物園
THE GLASS MENAGERIE (1987)

テネシー・ウィリアムズの戯曲を、ポール・ニューマン監督が映画化。個性派俳優の揃った、味わいのある秀作である。マンシーニがニューマンと組むのは3度目だったが、この時ばかりはどうもウマが合わなかったらしい。何でも、マンシーニが曲想に合わせて集めたフィドル隊を、ニューマンが声を荒げて追い返そうとしたのだそうだ。マンシーニは自分を信じて欲しいと訴えたという。叙情に溢れた美しいスコア。サントラの完成度は高い。The Glass Menagerie Theme のみ、作曲はポール・ボウルズ。

迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険
Without a Clue (1988)

数々の難事件を解決していたのは実はワトソンのほうでで、ホームズは名探偵役で雇われた役者だった…。奇想天外なストーリーによる軽快なスラップスティック・コメディ。ピンクパンサーシリーズにも通じる、愉快で怪しげなナンバー目白押しの限定版サントラ。

マンハッタン・ラブ/女と男のいい関係
Married to It (1991)

アーサー・ヒラー監督、ボー・ブリッジス主演のカップル・コメディ。洗練されたポップス・オーケストラ・アレンジの光るサントラ盤。限定1000枚。

トムとジェリーの大冒険
Tom And Jerry ; The Movie(1992)

オリジナルのシリーズに最も近い、トムとジェリーの最新劇場用映画。マンシーニ晩年の、リズミカルで可愛らしいナンバーいっぱいの宝箱、といったサントラである。劇伴、セリフやボーカルに、ボーナストラックを加えた全16曲。

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